COVID-19対策のため、しばらくは会議、講義、学会の開催が制約を受けることになりそうです。九大医学部では新学期に備え、遠隔会議・講義システムの導入を準備しています行いました。各種システムを比較検討のうえ、Zoomの使用を試行していますを導入しました。以下、基本操作のマニュアル(PDF)です。ご活用ください。
Web会議アプリケーションZoomの使用方法(4/15修正版+動画撮影方法追記)
注:九大medメールだとZoomのサインアップメールがスパムフィルターにひっかる例があります。その場合はこちらからスパム解除の必要があります。
九大医学部の学部生アンケートの結果(3/13依頼、n=400)、95%の学生は自宅にインターネット環境(スマホのみという人は除く)があり、9割は容量無制限で長時間の動画視聴に問題ないことが確認できています。残りの学生に対しても自宅のネット環境の整備を依頼済であり(どうしても難しい学生は大学で受講可)、4月から遠隔講義を導入予定ですしました。講義日程は当初の予定通り4/1~です。
講義での運用方法、マニュアルは現在詳細を検討中教員用・学生用をそれぞれ作成し、事前配布(学生係)。授業開始直前に受講者メーリングリストにZoomのURLを送付して開始。レジュメはMoodleかメール添付で配布。
各講義室に専用端末(Dell PC)、ウェブカメラ兼マイク(Logitubo HDウェブカメラ)、三脚、Zoomアカウント(500名まで参加可能)を用意。初期投資約15万円弱/教室。Zoom契約(教育プラン)約24万円/20教員分/年(例; 但し150アカウント以上契約すると半額に。追記参照)。
学生には、1コマあたり0.4GBの通信が必要であることを周知し、3/19にネット環境の整備を依頼。
謝辞: 三浦岳先生、二宮利治先生、伊藤隆先生、新納宏昭先生、医学学生係
4/2追記: 3/30の教員説明会、3/31の学生リハーサル(第2回)を経て、4/1に初回授業(2, 3, 4年生、各120名程度)。オンラインでの参加率はほぼ100%(通常講義より高い)、オンライン視聴が難しいという理由で講義室での聴講を希望してきたのは3名のみでした。リハーサルの甲斐もあって音声・通信トラブルもほとんどなく、パワーポイント、板書ともに問題無く授業が可能でした。
4/6追記: 4月に入ってZoomのセキュリティー問題が指摘されています。特に話題になっているのは、第3者が侵入して、妨害を行うZoombombingですが、会議に必ずパスワード設定し、会議直前に招待メールを送る方式をとればほぼ防げるはずです(現在、パスワードなしでは使用できないように仕様変更された模様)。但し、パスワードが流出すると危険ですので、参加者には第3者に流出させないよう周知が必要です。加えて、Zoomにはサインインしたユーザのみアクセスを許可する、特定のメールアドレス(ドメイン)でサインインしたユーザーだけを入室させる、待機室機能を使って承認したユーザーだけを入室させる、などの機能が備わっており、これらの機能を使って適切に管理すればZoombombingは起きないはずです。チャットで添付ファイルを送るのはホスト側で禁止した方が無難です。知らない人が主催するZoom会議に加わるのは自己責任で。Zoomアプリは最新版にアップデートすること。セキュリティー問題の詳細は下記東大情報基盤センターの資料を参照。
4/7追記: Zoomを使った授業の進め方(運用方法)。授業開始直前に講師から受講者メーリングリストに招待メール送信。もぐり希望者(九大医学部限定)には認定もぐり受講者用メーリングリストがある。IDとPWの流出、スクショのSNS等への流出は厳禁(単位剥奪の可能性)。また、レジュメのファイルはmoodle等で事前配布しておく。学生は(大学メールアドレスで)サインインしないと参加できないようにホスト側で設定。少人数の講義のみ待機室を使用。受講者はホスト側からミュート設定。講義はパワーポイント(画面共有)もしくは板書(ウェブカメラ使用)で行う。画面共有はホスト(+共同ホスト=外部講師)のみに設定。受講はPC、イヤホン使用が望ましい。適宜チャット機能で質問やフィードバックを受け付ける。出欠はチャット機能で学生証番号と氏名を送ってもらう。
4/8追記: 念のためZoomの代替手段についてもテストしました。Skype for BusinessとMicrosoft Teamsを試しました(学生参加者約30名、学生は全員カメラOFF)。パワーポイントの授業についてはいずれも画質は十分で可能と思われる。ただし動画はかなり厳しい(2-3秒に1コマ)。板書については、Skypeではかなり大きな文字でも読みにくい(画像圧縮によるブロックノイズのためと思われる)。Teamsは読めるときと読めない時があるが(動きがあると画像が圧縮される傾向)、長時間ノートを取るのはストレスがたまるかもしれない。セキュリティーについては3者とも、厳しくもできるし、緩く(サインインなし)もできる。機能や使いやすさ、画質など総合するとZoom > Teams > Skypeですが(我々が試した環境下では)、パワーポイントだけならバックアップ手段としてSkype、Teamsも十分使えると思います。但し通信容量はZoomの数倍になるため、あくまでもバックアップ手段。
4/14追記: 本日より福岡県の休業要請のため、学生の対面授業が禁止になりました。自宅のネット環境整備が困難であり、大学で受講を続けていた学生に対しては医学部から無線ルーターを貸与することで遠隔授業を継続しています。
4/15追記: マニュアルに動画撮影方法を追記しました。大学院説明会はこの手順で動画を撮影してYouTubeにアップする予定です。
5/1追記: Zoom契約(教育プラン)の内容が決まりました。150アカウント以上の契約だと、1アカウントあたり年間約6500円となりました。医学学生係をホストとし、全分野(研究室)に1アカウント以上は配布できることになりました。研究室のミーティング等でも活用しています。
参考・防備録:
Zoom https://zoom.us/
まなとめ無料プラン https://www.learning-innovation.go.jp/covid_19/zoom/
Zoomアカデミー https://zoomy.info/
日本教育工学会オンライン開催 https://cril-shinshu-u.info/archives/1473#h.33mo00xgaul9
情報処理学会オンライン開催 https://sites.google.com/view/ipsj82taikai/
同 オンライン開催手引き書 https://sites.google.com/view/ipsj82taikai/manual
録画方法 https://twitter.com/dannagal/status/1237474786844041217
阪大 https://zoom.les.cmc.osaka-u.ac.jp/
東大 https://utelecon.github.io/zoom/
東大農 https://www.a.u-tokyo.ac.jp/online_lectures/
単位認定OK、録画しなければ著作権OK https://digitalnagasaki.hatenablog.com/entry/2020/03/15/002904
学部・大学院における単位認定 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/043/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/09/10/1409011_6.pdf
3/24付文科省通知(遠隔講義について) https://www.mext.go.jp/content/20200324-mxt_kouhou01-000004520_4.pdf
Zoomのセキュリティー問題のまとめ(東大情報基盤センター) https://apps.adm.s.u-tokyo.ac.jp/WEB_info/p/pub/5756/Zoom.pdf%20
改正著作権法運用指針(SARTRAS) https://forum.sartras.or.jp/wp-content/uploads/unyoushishin2020.pdf
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