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教育 

当研究室では、

  • 医学部1年生の肉眼解剖学講義
  • 医学部2年生の組織学実習、肉眼解剖実習
  • 大学院修士課程の”人体構造と機能I”

を担当しております.

実習見学希望の方は、個別にメールください。

当研究室で習得できる技術は以下の通りです。

発生生物学的実験
発生生物学の実験技術は非常に多岐に渡りますが、当研究グループではキーとなる技術として初代培養系を扱います。これは、in vivoの複雑な系を興味のある現象を再現する最も単純な系に落とすために必要な技術であり、ある程度手先の器用さが要求されます。また、それに加えて、分子の分布の計測に必要な組織化学的な技術、基礎的な分子生物学的な手技も習得していただきます。
数値計算および数理解析
数値実験で様々な現象が再現できても、それだけでは現象を理解したことにはなりません。自発的パターン形成現象の理論の基礎として、線形安定性解析をきちんと理解してもらいます。これによって、Turing系における周期構造の形成だけではなく、振動系や界面の運動など、他の様々な現象のモデルの理解に役立つためです。流行の概念に安易に飛びつかず、まず基礎をきちんと押さえることを目標にします。
画像処理
実験結果の理解には、出現するパターンを定量的に把握することが必要です。当研究グループでは、ImageJとよばれるフリーソフトを用い、一般的な画像処理の技術も習得していただく予定です。この中でも特にフーリエ変換は、前述の解析でも登場する非常に有用な概念ですので、きちんと理解してもらいます。画像処理技術は、微弱なシグナルを検出できる等便利な技術ですが、反面理解しないで用いると誤った結論に達してしまうことが往々にしてあります。Image Processing Handbook (John C. Russ) という、数式をあまり使わずに画像処理の原理を解説した書籍の勉強会も行う予定です。
その他…
発生生物学の必要最低限の素養を身につけるために、Developmental Biology (Scott F. GIlbert) の輪読会を予定しています。また、数理生物学に関しては、 Mathematical Biology (J. D. Murray) の勉強会を予定しています。必要最低限の収入を得ていただくために、一年目の学生さんには肉眼解剖の実習を受けてもらいます。以後、解剖生理学等の講義のアルバイトが行えるようにするためです。
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