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医学部同窓会シンボルマーク由来
明治40年の九大医学部の前身となる福岡医科大学第1回卒業生誕生では、福岡市が大学誘致に大きな役割を果たした因縁もあり、市のお祝いの色彩が強く、東中洲で日の丸を掲げ祝賀が催されたと記録にある。
その後は西中州の公会堂や学内グラウンドを会場にして催しは継承され、戦時下中断もあったが、戦後の復活へと続いた。
ある時期から恵愛団に委託し、豚汁などを大鍋で調理し、寿司やビールと一緒に食した、のどかで懐かしい情景が偲ばれる。
当時使用の大鍋は、白ペンキで学士鍋と大書し、今、舞台袖に陳列の逸品である。大鍋の蓋に熱い思いで新学士が名を書き残す伝承も健在で、蓋は大鍋の傍にある。
新学士の肩掛けタスキは、第1回卒業式で奇抜なアイデアを求めて、寄贈された博多織をタスキに誂えた、今日に至る代物であり、すべて学士鍋百年の由来である。
(同窓会誌学士鍋第36号「われらが学士鍋」座談会より引用)
![]() 新学士の名前を記す鍋蓋 |
![]() 学士鍋でふるまわれる豚汁 |
![]() 伝統の博多織タスキ |
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医学部同窓会のシンボルマークは、昭和23年卒の占部治邦氏が学士鍋の鍋蓋をイメージして考案し、九大芸術工学部デザイン専門の佐藤憂助教によってアレンジが施され、九州大学医学部同窓会のシンボルマークとして正式に採用された。現在では、会旗、会員証、バッチや図書カードなどにそのデザインは使用され、九州大学医学部同窓会を表すマークとして、広く会員に認知されている。
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