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Dr. Kathleen Nokes 特別講演(開催報告)

 2013.4.30 

「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の一環で、がん看護研究者養成コース担当部門ではニューヨーク市立大学(The City University of New York(CUNY))のDr. Kathleen Nokesをお迎えし、特別講演を開催いたしました。タイトルとなった“Interprofessional Education(IPE)”は、専門職連携教育とも訳され、専門職業者間の協働によって患者中心の健康関連アウトカムの向上を目指すもので、がん専門職にも重要なアイデアとなる新しい教育です。

今回の講演は、学部生、大学院生、看護師、教員、他大学の教員と幅広い方を対象としておりましたが、臨床経験のない学部生からも専門職業者間の連携や患者中心のケアの重要性が学べたと感想があり、将来を担う学生にとっても有意義な講演であったと思われます。看護学生だけでなく、修士課程の学生を対象とした講義においては、検査、放射、看護の学生たちとこれからの専門職同士の連携について熱いディスカションを行い、まさに分野を超えた教育となりました。

 今回Dr.Nokesは、約4日間のタイトなスケジュールの中で、2つの講演と、「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」で新設した『国際医療システム論』の対象学生への講義・指導などを精力的にこなし、実に様々な人々へ新たな学びの動機付けをされました。また、同期間中に、九州連携臨床腫瘍学講座教授 馬場英司先生とも面会され、がん看護研究者養成コース担当部門責任者の川本利恵子教授とともに、プロジェクト計画について話し合いをすることができました。

 今後も、がん看護研究者養成コース担当部門は、CUNYおよびDr.Nokesとの協力体制の下で国際的な視野での優れた研究を推進し、がん看護のプロフェッショナル養成に尽力して参ります。

(ご略歴)Dr. Kathleen Nokes(PhD,RN,FAAN)は、ティーチャーズカレッジコロンビア大学で修士号、ニューヨーク大学で博士号を取得されました。専門領域は、特にHIV/AIDSの研究・教育を中心とした公衆衛生看護です。1993年からアメリカンアカデミーオブナーシング、ニューヨーク医学アカデミーのフェローを務められています。2007年から2012年にCUNYハンターカレッジの大学院学部長をされた後、現在は、主にCUNY大学院センターの博士課程で教鞭をとられています。

がん看護研究者養成コース担当部門/川本利恵子、宮園真美

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