生殖細胞系列は特殊な細胞系列であり、最終分化産物である精子や卵子は受精することにより再び個体発生を始めることができます。細胞分化に伴い分化可塑性が減弱していく体細胞系列と比較すると、その特殊性は際立っています。もともとひとつの受精卵からはじまる個体発生の過程で、どのようにしてもう一度受精卵をつくりだせる精子や卵子になるのでしょうか?それを明らかにするためにひとつひとつ実験的な証拠を積み上げるのが我々の仕事です。もちろん生殖細胞の発生過程には様々な局面があり、我々だけですべてを解決するのは不可能です。我々は以下の研究を通して、生殖細胞の理解を深めるとともに、その異常と疾患との関わりについて明らかにしていきます。また体外培養における生殖細胞の分化誘導系を構築することにより、生殖細胞分化の理解を深めるとともに産業的に有用な生殖細胞の産生を目指しております
NEWS
- 2022/01/19
- 第27回応用幹細胞医科学部門セミナー開催のお知らせ 【延期となりました】
- 2021/07/16
- 林克彦教授、吉野剛史助教、理化学研究所生命医科学研究センターの鈴木貴紘上級研究員らの研究グループは、世界で初めてマウスの多能性幹細胞から卵巣組織を再構築し、それらから機能的な卵子を作出しました。
- 2021/06/22
- 第26回応用幹細胞医科学部門セミナー【7/12】開催のお知らせ
MEMBERS
教授:林 克彦
Katsuhiko Hayashi
准教授:永松 剛
Go Nagamatsu
助教:吉野 剛史
Takashi Yoshino
助教:白根 健次郎
Shirane Kenjiro