ここでは、パソコンにインストールした「 Mediasite Desktop Recorder 」を使用した講義の収録方法から、
収録・作成した教材をがんプロ全国e-learningクラウドに公開するまでを説明します。
がんプロ全国e-learningクラウド 聴講画面
パソコンを使用した教材収録とクラウド公開方法
[1]撮影 | ①ノートパソコン・カメラ等収録機材をセッティングします。 ② Mediasite Desktop Recorder を使用して講義を収録します。 ※使用しない方法もあります(詳しくは後述する「直接アップロード」を参照) ③収録した講義データ(講義者動画+講義のスライドショーからキャプチャしたスライド)をサーバの「プライベートフォルダ」へアップロードし新規プレゼンテーションを作成します。 筑波大学がんプロ事務局「デスクトップレコーダー運用の補足:推奨環境について」、 「Mediasite Desktop Recorder 接続マニュアル」、 「全国eLearningクラウド デスクトップレコーダー運用マニュアル」参照 |
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[2]編集 | webエディターで編集します。 |
[3]クラウドに公開 | ①講義のチャプター枠ごとに「既存にコミット」します。 「全国eLearningクラウド デスクトップレコーダー運用マニュアル」、 「全国がんプロe-learningクラウド プログラムジュークボックス2 ユーザマニュアル<<教務:講義コマ登録(Step1)編>>」参照 ②講義コマ登録します。 「全国がんプロe-learningクラウド プログラムジュークボックス2 ユーザーマニュアル<<教務:講義コマ登録(Step2)編>>」参照 ③登録完了(公開する場合)もしくは一時保存します。 |
[1] 撮影
撮影前に‥‥
・使用するパソコンに「 Mediasite Desktop Recorder 」をインストールしておきます。
( Mediasiteの「My Mediasite」からダウンロードできます。詳しくは「全国eLearningクラウド デスクトップレコーダー運用マニュアル」を参照 )
・撮影に必要な機材は撮影方法によって異なりますので、下記の各セッティング方法で確認してください。
・講義者には 著作権に関する処理済のスライドショー( Microsoft Power Point 使用を想定)のデータ と ミニテストのデータ を準備していただきます。
(ミニテストに関しては後述する「ミニテスト登録時の注意点」を参照)
eラーニング用講義(eラーニング教材の為に講義者がモニターに向かい行った講義)を収録する場合…
撮影方法 | セッティング方法 | 収録方法 | クラウドへのアップロード方法 |
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webカメラで撮影 | webカメラ型 セッティング |
Mediasite Desktop Recorder を 使用する 講義者動画と講義スライドを直接同時収録 |
収録データは、 ・オンライン収録であればサーバに自動アップロードされる ・オフライン収録であればパソコンに一旦保存、 オンラインで Mediasite Desktop Recorder にサインイン後「管理」ページより手動でアップロードする |
ビデオカメラで撮影 | つくばスタイル セッティング ※配信機能付きビデオキャプチャ機器が必要です |
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対面講義の撮影 セッティング |
Mediasite Desktop Recorder を 使用しない スライドと講義者を別カメラで撮影する(※講義者のみ撮影でも可) |
パソコンで動画編集後「My Mediasite」のトップ画面より アップロードする |
対面講義(教室で行われる講義)を撮影する場合…
撮影方法 | セッティング方法 | 収録方法 | クラウドへのアップロード方法 |
---|---|---|---|
ビデオカメラで撮影 | 対面講義の撮影 セッティング |
Mediasite Desktop Recorder を 使用しない スライドと講義者を別カメラで撮影する(※講義者のみ撮影でも可) |
パソコンで動画編集後「My Mediasite」のトップ画面より アップロードする |
※講義者のみ撮影の場合は、スライドが切り変わるタイミングが分かるように講義者の後ろにモニター等が映るように撮影すると、クラウドにアップした際にスライドが合わせやすくなります。
セッティング方法
Mediasite Desktop Recorder の操作方法は「全国eLearningクラウド デスクトップレコーダー運用マニュアル」等をご確認ください。
- webカメラ型セッティング( Mediasite Desktop Recorder を使用)
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- eラーニング用講義をwebカメラで収録する方法です。(詳しくは「Mediasite Desktop Recorder 接続マニュアル」を参照)
ブラウザで使用できるwebエディター、もしくはパソコンにインストールして使用する「Mediasite editor」で編集が可能です。 - ※使用するスライドは必ず事前に著作権に関する処理を済ませておきます。
※使用するノートパソコンには必ず事前に Mediasite Desktop Recorder をインストールしておきます。・講義者は、ノートパソコンでスライドショーの操作をしながら、webカメラに向かって講義を行います。
・収録補助者は、機材セッティング、収録操作(ミキサーで音声調整、webカメラや Mediasite Desktop Recorder の設定など)を行います。
・講義者の撮影はwebカメラを使用します。(USB接続の外付タイプでもノートパソコンに内蔵タイプでもよいです)
・音声はワイヤレスマイクで収録しミキサーで調節します。(ノートパソコンのマイクを使用してもよいです)
・メインディスプレイはノートパソコンです。
- eラーニング用講義をwebカメラで収録する方法です。(詳しくは「Mediasite Desktop Recorder 接続マニュアル」を参照)
- つくばスタイルセッティング( Mediasite Desktop Recorder を使用)
-
- 筑波大学がんプロ事務局推奨
eラーニング用講義をビデオカメラ+ビデオキャプチャ機器を使用して収録する方法です。
(詳しくは筑波大学がんプロ事務局の「デスクトップレコーダー運用の補足:推奨環境について」を参照)
ブラウザで使用できるwebエディター、もしくはパソコンにインストールして使用する「Mediasite editor」で編集が可能です。 - ※使用するスライドは必ず事前に著作権に関する処理を済ませておきます。
※使用するノートパソコンには必ず事前に Mediasite Desktop Recorder をインストールしておきます。・講義者は、外部モニターに映るスライドショーをワイヤレスプレゼンターで操作しながら講義を行います。
・収録補助者は、機材セッティング、収録操作(ミキサーで音声調整、ビデオカメラや Mediasite Desktop Recorder の設定など)を行います。
・講義者の撮影はビデオカメラを使用します。(配信機能付きビデオキャプチャ機器が必要です)
・音声はワイヤレスマイクで収録しミキサーで調節します。(ビデオカメラのマイクを使用してもよいです)
・Mediasite Desktop Recorder ではメインディスプレイのスライドショーがキャプチャされます。(ここでは外部モニターです)
- 筑波大学がんプロ事務局推奨
- 対面講義の撮影セッティング( Mediasite Desktop Recorder は使用しない)
クラウドへのアップロード方法
- 講義収録に Mediasite Desktop Recorder を使用した場合
収録したデータは、
・オンライン収録であれば収録後自動的にMediasiteサーバの「プライベートフォルダ」へアップロードが開始されます。
・オフライン収録であれば収録時に使用したパソコンに一旦保存されるので、オンラインで Mediasite Desktop Recorder にサインイン後、ホーム画面の「管理」ページより「プライベートフォルダ」へアップロードします。
- Mediasite Desktop Recorder を使用したアップロード(オフライン収録)
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- 講義収録に Mediasite Desktop Recorder を使用しない場合
- Mediasite Desktop Recorder を使用しないアップロード「直接アップロード」
-
- 以下の方法は公式に推奨された方法ではありませんが、ビデオカメラで撮影し Adobe Premiere pro 等動画編集ソフトで加工した講義映像(※wmv形式で
保存されたもの)をMediasiteサーバの「プライベートフォルダ」へアップロードできます。
ビデオカメラで撮影し編集加工した講義動画を、Mediasite Desktop Recorder を使用せずにサーバにアップロードして教材を作成します。(あとでwebエディターを使用してスライドを配置する際のタイミング合わせのために、講義動画は必ずスライドの切り替え点がわかるように作成します)
- Mediasiteの「My Mediasite」( https://pj2web.md.tsukuba.ac.jp/mediasite/mymediasite/ )にサインインし、サーバの「プライベートフォルダ」へメディア(動画ファイル)を直接アップロードします。
- 以下の方法は公式に推奨された方法ではありませんが、ビデオカメラで撮影し Adobe Premiere pro 等動画編集ソフトで加工した講義映像(※wmv形式で
-
「直接アップロード」の場合、自動的にアップロード動画からスライドがキャプチャされてしまうので、一旦それを全て消去し正しいスライドを一枚ずつ手動で取り込む必要があります。
(スライドの入れ替え方法は後述する「[2]編集」の「webエディターでのスライドの挿入・削除・置換」を参照してください)
スライドを取り込むために、Microsoft Power Point 「ファイル」→「画像として保存」(もしくは「名前をつけて保存」)でjpeg、png形式でスライドショーを書き出しておきます。取り込んだスライドを動画に合わせて配置するタイミング合わせのために、講義動画は必ずスライドが切り替わる点がわかるように作成します。
[2] 編集
プライベートフォルダに作成した「プレゼンテーション」は、必要に応じてwebエディターで編集できます。
webエディターで可能な編集作業は、講義者動画の「カット・フェード・ディゾルブ」 と 講義スライドの「スライドの挿入・削除・置換」です。
後述する「既存にコミット」後でも編集可能です。
Mediasiteの「My Mediasite」(https://pj2web.md.tsukuba.ac.jp/mediasite/mymediasite/)にサインイン、プライベートフォルダを選択し該当のプレゼンテーションのwebエディターを開きます。
- webエディターでのカット・フェード・ディゾルブ
-
- webエディターでのスライドの挿入・削除・置換
-
-
「直接アップロード」でスライドを取込む際は、上記の挿入方法で動画のタイミングを確認しながら1枚ずつ
配置していきます。
スライドを配置するタイミングがわかるように、講義動画は必ずスライドが切り替わる点がわかるように作成します。
「Mediasite editor」は Windows 上で作動する編集用ソフトウェアです。webエディター同様の編集作業ができます。
ただし、「Mediasite editor」ではプライベートフォルダにある動画を操作する事ができないので、後述する「既存にコミット」作業を先に行います。各チャプター毎にコミットした後「サーバから開く」と編集作業を行うことができます。(作業後は「ファイル」→「変更を保存」します)
[3] クラウドに公開
①講義のチャプターごとに「既存にコミット」します。
- ①コンテンツの格納領域を作成します。
- 「全国がんプロe-learningクラウド プログラムジュークボックス2ユーザマニュアル<<教務:講義コマ登録(Step1)編>>」参照
- ②webエディターでプレゼンテーションを開いて、1チャプター15〜20分を目安に各チャプターへ「既存にコミット」していきます。
- 「全国eLearningクラウド デスクトップレコーダー運用マニュアル」、
- 「全国がんプロe-learningクラウド プログラムジュークボックス2ユーザマニュアル<<教務:講義コマ登録(Step1)編>>」参照
②講義コマ登録します
- 教員、チャプター、講義資料、ミニテスト、公開範囲等の登録を行います。
- 「全国がんプロe-learningクラウド プログラムジュークボックス2ユーザーマニュアル<<教務:講義コマ登録(Step2)編>>」参照
ミニテスト登録時の注意点
クラウドにアップロードできるミニテストはCSVファイル形式です。(ミニテスト テンプレート例)
講義者から受け取るデータファイルをCSV形式の定型フォーマットに保存しなおす必要があります。(詳しくは「全国がんプロe-learningクラウド プログラムジュークボックス2ユーザーマニュアル<<教務:講義コマ登録(Step2)編>>」を参照)
- 1つの講義について5〜10問の問題とその回答を作成します。
- 多肢選択問題または正誤問題を作成します。
- 複数正解も可能です。
受講の到達度を確認するためのテストですので、多職種(がん薬物療法専門医を目指す医師、看護師、薬剤師等)が
解答可能な講義内容に即した問題を講義者に作成していただきます。
- 講義者から受け取ったミニテストを定型フォーマットに変換する際の注意点
③登録完了(公開する場合)もしくは一時保存
『初回登録日』『収録日』『更新回数』を入力、クラウドのトップページで公開を告知したい場合は『お知らせ「講義新着」に追加』にチェックをいれます。
そのまま公開する際は『登録完了』、公開せずに一旦保存する場合は『一時保存』をクリックします。
公開前に講義者の確認が必要な場合は、公開範囲を「担当教員」に限定公開し、確認が終わった後に範囲を修正して公開します。
公開後は講義者へ公開場所URL等を連絡します。