九州大学医学部同窓会
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九州大学医学部同窓会 会長就任挨拶 

会長 ご挨拶

同窓会長
外 須美夫(昭53卒)

九州大学医学部の歴史をたどると、1903(明治36)年に京都帝国大学福岡医科大学が創設され、1911年に九州帝国大学医科大学へ、1919年に九州帝国大学医学部へ、そして戦後の1947年になって九州大学医学部と名称が変わりました。
九州大学医学部同窓会は1963年に設立され、2023年には医学部創立120周年、同窓会設立60周年を迎えることになります。

本同窓会は2010年に一般社団法人となりました。法人化後の初代同窓会長には熊澤淨一先生(昭34卒)が就任され、その後、安井久喬先生(昭40卒)、富永隆治先生(昭50卒)と引き継がれ、2022年から私が担当することになりました。浅学非才の身ですが、させていただく以上は、長年麻酔科医として培ったバランス感覚と調和力を振り絞って、九州大学医学部の先輩たちと後輩たちの親睦を図り、九州大学医学部の向上発展に寄与する同窓会の舵取り役を務めてまいります。
同窓の先達たちの青雲の志を引き継ぎ、本学の歴史を築いて来られた長老たちの箴言を拝聴し、海外や国内で、病院や医院や大学や研究所や役所や会社で、都会や山村やへき地や被災地や紛争地で活躍している九大医学部卒業生に拍手を送り、医学・医療に奉仕する仲間たちの頑張りを愛で、九大医学部生に医学者や医師としてだけでなく人間としての成長を期待し、母校愛を育みつつ、同窓生として将来の夢と希望を与えられるように手を貸すことができる、そのような同窓会にできればと願っています。
本会の会員数は約6,500名になります。全国に43支部があります。各支部会も活発に活動し、新しい会員を温かく迎え、地域での医療を共に支える仲間として親交を深めています。私も相模原市の北里大学に赴任したときに関東支部の集まりや相模原九医連合ともいうべき同窓の集まりに参加させてもらい、歓迎と激励を受けました。関東の地で同窓のありがたさを身にしみて感じることができました。
同窓会の主な事業は、会員間の連絡および相互扶助、医学部生への会誌「学士鍋」の発行、同窓名簿の作成、医学部生への援助、学内行事への援助といったところです。これまで大きな事業としては医学部創立75周年記念庭園、医学部百年講堂、医学歴史館の建造などの支援を行ってきました。これからも九大の医学部生が青雲の志を抱いて世界に向かって羽ばたけるように、同窓会は医学部と連携して様々な支援をしていきます。
同窓会は旧交を温める場であり、親睦の場ですが、学生と若手とベテランの交流を通じて、全世代的交流を通じて、学生は未来の夢の実現のために、若手は最前線で活躍するために、ベテランは牽引者として、超ベテランは余力を振り絞って、共に支え、共に生きる仲間として、お互いを尊重し、励まし合う同窓会になることを願っています。

令和4年4月19日

           
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