Home » NEWS » 新学術領域研究「プラズマ医療科学の創成」の会議に参加

新学術領域研究「プラズマ医療科学の創成」の会議に参加

2016年04月28日

270824_05
平成28年4月25日(月)〜26日(火)の2日間の日程で、名古屋大学工学研究科教授の掘勝先生を領域代表とする新学術領域研究「プラズマ医療科学の創成」の全体会議がありました。

初日のキックオフミーティングでは、「プラズマ医療科学」領域を構成する6つのグループに分かれての研究検討会が行われ、連携研究者である續と、公募班員(平成27年度〜28年度)の中津准教授は、計画班班長の田中昭代先生(医学研究院・環境医学分野)の「実用化・安全性評価」グループでの研究討議に加わりました。グループ別に検討した結果を発表して、それぞれの課題を共有する全体会議や、夕方の意見交換会にも参加して、研究情報の交換に努めました。2日目の午前中の全体会議、NIC(National Innovation Complex)の4階に設置された世界最先端のプラズマ科学プラットフォームの施設(2,000㎡)見学、また、午後からの豊田講堂での「名古屋大学プラズマ科学プラットフォーム開所記念講演会」、新学術領域のアウトリーチ活動の一環として行われた、市民・文系教員・学生を対象とした「ポスター展示」に参加しました。

2日間のスケジュールはとてもタイトでしたが、最終年度に当たる本年度の共同研究に関する具体的な取り組みや将来研究の展望等の議論を通じて、充実した交流をもつことができました。物質の三体として知られる、固相、液相、気相の3つの相に加えて、第4の相と呼ばれるプラズマ、とりわけ大気圧プラズマの世界標準の確立と医療分野への展開を目指した取組みは、着実な成果をあげつつあります。当方の分野では、大気圧プラズマ照射あるいはプラズマで活性化された溶液の生物影響を、DNA損傷等を指標として細胞レベル、マウス個体レベルで評価することを目指しています。

270824_05
NIC(National Innovation Complex)の外観
270824_05
豊田講堂の外観

 

※文中の写真は「豊田講堂 シンポジオンでのポスター展示の前で(續・中津)」

Copyright(c) 2016 Faculty of Medical Sciences Medical Biophysics Radiatio Biology, Kyushu university All Rights Reserved.