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2016.4.5 京都大学 横川隆司先生 セミナー

 2016.3.7 

マイクロ・ナノ加工技術を生体分子,細胞,組織の研究へ如何に応用するか

How can we apply micro/nano fabrications for bio-molecule, cell, and tissue researches?

日時:2016年4月5日(火)17:00-18:30

場所: 九州大学病院キャンパス 基礎研究A棟2Fセミナー室

演者:京都大学大学院 工学研究科 マイクロエンジニアリング専攻

横川 隆司 先生

 

現在,半導体プロセスに立脚したマイクロ・ナノ加工技術を如何に生体材料の研究に応用するかは,加工技術を専門としてきた我々にとって非常に重要な課題である.そもそもマイクロ・ナノ加工技術を用いたMicro Electro Mechanical Systems(MEMS)やMicro Total Analysis Systems(MicroTAS)が電気,機械,化学工学などに立脚した学際領域である上に,それらを用いてさらに生体材料のサイエンスに貢献しようという試みはよりチャレンジングである.マイクロ・ナノ加工技術を単なるツールと考えてサイエンスを追究する研究,あるいは逆に生体材料をツールと考えてマイクロ・ナノエンジニアリングを推進する研究,いずれのアプローチも重要と考える.

本講演では,まずMEMSやMicroTASの背景から紹介する.そして,我々の研究グループが推進してきたモータタンパク質とマイクロ・ナノ加工技術の融合研究を例に分子スケールでのアプローチを,また微小流体デバイス内での血管新生アッセイを例に細胞スケールでのアプローチを紹介する.マイクロ・ナノ加工技術に触れたことのない異分野の研究者にとっても,どのように利用することができるのかをイメージしていただけるようご紹介したい.

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